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農場だより

雨天が多く、予想外に花盛り2019.07.29

6月以降毎週のように販売関係者やお客様にご協力いただき収穫や栽培のお手伝い、農場研修など開催させていただき大勢の方々がお見えになりました。その範囲は国内にとどまらず海外からも参加の方々も。

この1ヶ月間は農場で栽培している20種類のハーブの内、なんと10種類を収穫しました。これまでのハーブに加えセージ、レモンバーム、スパイクラベンダー、ローズゼラニウム、オトギリソウ、セイヨウオトギリソウがその対象。中でも7月24日は夏休みに入ったこともあり群馬、長野、静岡などから合わせて60名ほどお集まりいただきました。

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この日の作業は、根っこを大きく肥大させるための「花茎切除(花や茎を刈り取る作業)」を中心にお手伝いいただきました。今年のエキナセアは花数が3~4割ほど多く一面きれいなピンクをしていました。はさみを片手にチョキチョキ、コンテナに集めてゆきます。刈り取られた花は300kg(推定)。これらも無駄にせず乾燥花やテスト、堆肥などすべて有効活用させていただきます。

 

集められたエキナセア花

集められたエキナセア花

 

草丈2mを超えるアルテアも花茎を切除し生育のコントロールを行いました。

アルテアも根を大きくするため種に栄養が行かないよう花茎を刈り取ります

アルテアも根を大きくするため種に栄養が行かないよう花茎を刈り取ります

 

今年は梅雨入りから雨天・曇天が多くなり、ハーブは例年と異なる生長をしています。例えば1年草のジャーマンカモミールは例年6月末には生長を終え枯れてしまうのですが今年は7月下旬になってようやく終盤を迎えました。

ジャーマンカモミールはまだ花が咲いています。(画像右側)

ジャーマンカモミールはまだ花が咲いています。(画像右側)

 

またスパイクラベンダーも2週間ほど遅れての収穫です。今年は特長であるカンフルの香りは少し弱いようです。

梅雨後半の大雨でスパイクラベンダーの花茎は同じ方向に倒れていました。

梅雨後半の大雨でスパイクラベンダーの花茎は同じ方向に倒れていました。

 

例年なら収穫が終わっているローマンカモミール。今年は今が最盛期です。(7/24)

満開のローマンカモミールは手摘みで

満開のローマンカモミールは手摘みで

 

マロウ(ゼニアオイ)は刈り取った根元から再び花茎が伸び小さなお花畑となっています。このように日照不足やそれによる気温推移、多雨などがハーブの生育にいろいろな影響として現れ、今年は特にこれらの事象にタイムリーな対応を必要としました。自然とともに、自然を相手に行う有機栽培だからこそ手間暇はかかりますが、これが醍醐味でもあります!

この1ヶ月で多くの方にご来場いただき、またご協力いただきました。本当にありがとうございました。

 

<暑さ対策を>

多くの地域で猛暑が始まりました。どなた様も暑さ対策はもちろんですが、周りで熱中症発症者が出た場合のサポート方法を予めご確認いただき、お互い緊急時は迷わずご対応できるよう心掛けてこの夏を乗り切りましょう。

 

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