*今回は日記形式でお届けします。
(5月10日) 例年、生長したアルテアやエキナセアが風等で倒伏し、栽培諸作業に影響を与えていましたので、今年はネットを使った対策を夕刻まで第1圃場で実施しました。 ネットに支えられどこまで耐えられるか、これから経過を注視してゆくことになります。農場から帰る際、一羽のカラスが農場に舞い降りてきました。初めて見る光景に目を凝らして見ると、圃場の一角に溜まった水を飲んでいるだけのようでそこからすぐに飛び立ったため、微笑ましく農場をあとにしました。この時はまさか12時間後に衝撃の連絡が届くとは露とも知らず・・・。
(5月11日早朝) 現地から「農場が荒らされ、一部で壊滅的被害が出ている」との一報が飛び込んできました。野生のシカによる被害ではないかということでした。翌12日のすべての予定をキャンセルし、思いつく対策準備と運搬車両の手配に追われる。
(5月12日朝) 現地に着くと、今年定植した第2圃場で被害が出ていました。植え付けたマロウは、1列のほとんどの葉や新芽が食害されてひん死の状態、レモンバームに至ってはほぼ全滅していました。(4月の農場研修に参加していただいたみなさん、すみません・・・。) その他踏み荒らしや引き抜きが散在。
気を取り直して持参した予備の苗に植え替えたり、埋め戻したり、外周に害獣ネットを強化して設置など、復旧作業と対策で一日が終わりました。レモンバームは苗が全く足らないので再度有機で繁殖させなければ・・・。しばらく苦悩は続きそうです。
<農場の助っ人(益虫)は、準備万端!>
そんな状態にあっても、有機栽培を行っている当農場の助っ人たち(写真③④)は、自身の体を最終形態へと変化させている真っ最中。今年は数も多いような気がします。蛹(さなぎ)から羽化したばかりのてんとう虫って羽が黄色く、黒点も灰色って知ってました?(④はナナホシテントウ)
てんとう虫くん!「今年もいい仕事、期待してますよ!(笑)」