6月に入りハーブが生長の勢いを増してきました。
勢いをそのままに収穫を迎えるためには準備が大切です。
今日はゼニアオイ(別名マロウ)の収穫前に欠かすことができない「葉・茎の間引き」の日です。
ゼニアオイは花、葉、茎に肌の保湿や柔軟性を持たせる作用が期待されます。
ゼニアオイの高さは約1.5メートル。
6月中旬~7月上旬まで花を次々に咲かせます。
花のサイズはだいたい、大人の女性が手をグーにした大きさです。
大きいですね。
ゼニアオイの生長は嬉しいですが、葉が茂りすぎると問題があります。
それは「風通しが悪くなる」ことです。
風通しが悪い環境はゼニアオイに悪さをする菌や虫が大好きです。
住み着かないために大きく育った葉や茎を間引いて風通しを良くします。
この作業を怠るとアブラムシなどの虫が葉に住み着き最悪の場合枯れていきます。
では作業の開始です。
地面に接していたり、混み合っている葉・茎を鎌で間引いていきます。
ゼニアオイが涼しく過ごせるようにとイメージしながら間引きます。
間引きした結果、
この作業は風通しを良くするだけではありません。
葉や茎を間引くことで花に栄養が向かい、どんどん咲かせてくれます。
花がたくさん付いた状態で収穫を迎えることができます。
花、葉、茎の量ができる限りバランスが良い状態で収穫することが理想的です。
今年は94株植えたゼニアオイ。
2人で集中して約2時間で終えることができました。
作業中(16時ぐらい)にふと見ると、
今にも咲きそうな蕾を発見!
今年初です。嬉しいな~。
美しい赤紫色です。
1時間後には、
夕日に照らされて微笑む花を見ることができました。
今年の一番花を夕日と共に見られるというプレゼント。
ポカポカ心が満たされて帰路に着きました。
これからハーブがどんどん花を咲かせます。
明野ハーブ農場が一番カラフルで美しくなる時期です。
次回は色々なハーブの花をお伝えしますね。