4月に入り明野ハーブ農場では苗を植える時期がやってきました。
農場では4月上旬、下旬、5月上旬と段階的に苗を植えます。
それは、農場の寒さと関係しています。
標高800mに位置している明野ハーブ農場では4月上旬は
朝、夕は厚手のジャンパーを着ていないと肌寒いです。
寒さに弱いハーブをこの時期に植えてしまうと、
枯れたりすることがあるので段階的に植えていきます。
今日は寒さに強いハーブを植えていきます。
今年は1月~2月に例年以上にじっくりトラクターで土を耕した結果、
土がフカフカになり仕上がりがとても良いです。
ハーブの生長に期待が膨らみます。
今回は25種類のハーブを植えます。
この日は全数の約1/2の苗を植えます
苗は私達が栽培し、有機JASの認証を得ています。
↓は保湿力の高いゼニアオイを植えている様子です。
7月には約1m70㎝の高さまで生長しますが、3月はまだ20㎝ぐらいです。
ゼニアオイは苗を植えただけでは作業は終わりません。
鹿よけのネットを張ります。
一昨年、鹿に植えた直後のゼニアオイを食べられるという
ショッキングな出来事がありました。
ゼニアオイが美味しいのか、ゼニアオイだけが食べられていました。
それ以降、鹿を警戒してゼニアオイの周りには
鹿よけネットを張ることにしました。
鹿よけネットを張りながら、苗も植えるというハードな一日でしたが、
無事全ての苗を植えることができました。
収穫の時期を迎えるには最初の管理が大切です。
今後は虫に食べられていないか? 病気にかかっていないか? などを
しっかり観察して、何かあればすぐ対処することが大切になります。
観察など地道な作業を繰り返し、昨年以上に収穫できるように
頑張っていきます!